月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年7月2日(日)

創世記9章 産めよ、増えよ、地に満ちよ

神はノアと彼の息子たちを祝福して言われた。
「産めよ、増えよ、地に満ちよ。
あなたたちは産めよ、増えよ
地に群がり、地に増えよ。」(創世記9:1,7)

 聖書に「契約」という言葉が出て来るのは、ノアの箱舟物語(6章)が最初です。そのエンディングである9章では何度も用いられます。神はノアに、念を押すように祝福を約束されています。

 神は世の初めから、「産めよ、増えよ、地に満ちよ」という言葉で契約の民を祝福してくださっていました(1章28節)。しかし、その後神は、地上に人の悪が増している様子をご覧になり、非常に後悔されました(6章5〜7節)。洪水のあと、神は、人が心に思うことは、幼いときから悪いけれども、生き物を打つことは二度とすまい、とおっしゃって(8章21節)、もう一度この言葉を述べて、祝福がいつまでも続くようにしてくださったのです。

 契約の民の子が誕生し、成長する。やがてその子にもまた子が与えられる。そして成熟し、老いてやがて土に帰る。この営みの中で神は命を継いでいてくださいます。人は悪いものだとしても、このように神は祝福してくださり、さらに、人の悪を一手に引き受け、十字架につけられた主イエスによって、契約の子とされていることに心留めたく思います。

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