月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年3月23日(木)

ヨハネ10章 わたしは良い羊飼い

わたしは彼らに永遠の命を与える。彼らは決して滅びず、だれも彼らをわたしの手から奪うことはできない。(ヨハネ10:28)

 旧約の昔から神の民を「尋ね求め、追われたものを連れ戻し、傷ついたものを包み、弱ったものを強くする」、そういう役目をもった者を「牧者」と言ってきました。(エゼ34章16、23節)。

 神は群れや民に対してそういう役割を託した人たちを立ててこられましたが、旧約聖書にはこうした牧者への神からの指示や叱責の言葉がたくさんみられます。なかなか神の御心にかなう牧者はいなかったようです。

 良い羊飼いか、そうでないかは、自分自身を養うか、群れを養うか、という養いの対象がその中心にあったようです。主イエスは「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる」と断言され、その言葉どおり、私たちのために十字架にかかってご自身の命をもって罪から贖いだしてくださいました。

 「決して滅びず、だれも彼らをわたしの手から奪うことはできない」のは、この羊飼い主イエスが、まさにご自身の命をもって救ってくださったからに他なりません。主イエスの命が私たちを守り、私たちを永遠の命へと養ってくださいます。

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