月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年3月10日(金)

ヨブ1章 逆境においては忍耐強く

「わたしは裸で母の胎を出た。
裸でそこに帰ろう。
主は与え、主は奪う。
主の御名はほめたたえられよ。」
このような時にも、ヨブは神を非難することなく、罪を犯さなかった。(ヨブ1:21-22)

 最近、知り合いの方が癌にかかり手術を受けました。手術は無事に終わって回復に向かっていますが、本人も、その奥さんも「なぜ我々にこのような試練があるでしょうね。時が過ぎれば、これも我々のための神の恵みであるはずですが、今はなぜ神がこのような苦しみを与えてくださったのかよく分かりません」とおっしゃいました。おそらく、ヨブも同じ思いだったでしょう。

 神を信じる者として、この世のすべてが神の御手の中にあり、神が御心のままに司っておられることを知らなければ、クリスチャンは大きな苦しみに耐えられないと思います。自分が信じた神に「裏切られた」と思うようになることもあるでしょう。

 しかし、クリスチャンはただ神の存在を認めるだけではありません。神が真実で愛に満ちたお方であることを知り、そのお方を信じて生きる者です。だからさまざまな逆境にあっても忍耐強く神のお働きを待つことができます。

 きょう、私たちにさまざまな苦しみがあっても、明日は私たちにその苦しみを喜びに変えてくださる神を信頼して、この一日を過ごしましょう。

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