月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年10月4日(日)

箴言26章 自分を賢者と思い込んでいる者の愚かさ

犬が自分の吐いたものに戻るように
愚か者は自分の愚かさを繰り返す。
自分を賢者と思い込んでいる者を見たか。
彼よりは愚か者の方がまだ希望が持てる。(箴言26:11-12)

 「愚か者」は箴言に49回出てきます。賢い者は愚かさを知っています。主イエスも両者の対比を用いられました(マタ7章24〜27節)。

 愚か者でも、犬が自分の吐いたものに戻るのを見ると、強い嫌悪感を抱くでしょう。しかし、愚か者は、愚かさを繰り返し一時的に悲しくなっても、愚かな自分を直視できず、繰り返さないようにする努力を厭います。

 ペトロの手紙二には、「『犬は、自分の吐いた物のところへ戻って来る』…と言われているとおりのことが彼らの身に起こっているのです」(2章22節)とあります。愚か者が自らの行為によって正体を現すとは、昔もペトロの時代にも、また今日にも当てはまるものです。愚か者を見抜くには、行動を見ればよい、ということです。

 さらに、始末に負えないのは、「自分を賢者と思い込んでいる者」です。愚かなことをしても、自分を賢者だと見なしていますので、悔い改めることができません。エンドレスで愚かさを繰り返します。

 自分の愚かさを知り、愚かさを繰り返したと嘆き、主に救いを求める者には、豊かな希望があります。

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