月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年9月10日(木)

サムエル上28章 主に離れ去られたサウル

サムエルは言った。「なぜわたしに尋ねるのか。主があなたを離れ去り、敵となられたのだ。」(サムエル上28:16)

 サウルの姿は哀れです。彼は、集結したペリシテ軍に震え上がり、主の託宣を求めましたが得られませんでした。危機の日に主の語りかけを受けることができなかったのです。彼は律法が禁じ、自身がイスラエルから追放した口寄せによってすでに死んでいたサムエルを呼び出して、指図を請いました。しかし、敗戦と死の予告を受け、怯えて地に倒れ、口寄せの女に力づけられて、帰ったのでした。「主があなたを離れ去り、敵となられた」。それがどんなに絶望的で悲惨なことかを、サウルの姿は示しています。

 今、私たちはこの絶望を味わわないでよい者とされています。十字架の上でただ独り神に見捨てられた主イエスのお蔭で、私たちは見捨てられることのない者とされました(ロマ8章38、39節)。

 「うろたえてはならない。おののいてはならない。あなたがどこに行ってもあなたの神、主は共にいる」(ヨシュ1章9節)。主が私たちを離れ去られることは決してありません。ヨシュアに語られたこの言葉を、今の私たちは自分に向かって語りかけてくださる主の言葉として聞き取ってよいのです。

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