月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年9月3日(木)

サムエル上24章 主を畏れ、主の御心に従う

しかしダビデは、サウルの上着の端を切ったことを後悔し、兵に言った。「わたしの主君であり、主が油を注がれた方に、わたしが手をかけ、このようなことをするのを、主は決して許されない。彼は主が油を注がれた方なのだ。」(サムエル上24:6-7)

 サウルがダビデの潜む洞窟に無防備にやってきたとき、ダビデの兵たちは、この好機を主の導きと信じて、サウルを殺害するように勧めました。しかし、ダビデは、サウルへの主の油注ぎを尊んで、サウルを殺させませんでした。ダビデは我欲によって、主の御心を曲解することなく、あくまでも主を畏れつつ判断し、行動したのです。

 彼はサウルの上着の裾を切りましたが、そのことでサウルを侮辱したことを後悔すらしています。サウルのことは神の御手にこそ委ねるべきだと信じていたのです。主を畏れる者の鋭敏な良心の姿をここに見ることができます。

 しかし、切られた上着は彼の無実の証拠に用いられ、サウルがわが非を認めて、ダビデこそがイスラエルの正統の王であると告白する契機になりました。ダビデはこうして、王位を奪い取る道によらず、主の御心に従って王位につく道に導かれてゆきます。

 自分に都合よく主の御心を判断せず、主を畏れて歩むなら、主は最善の導きを必ず与えてくださいます。主を畏れることこそ、幸いへの道です。

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