月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年7月25日(土)

2コリント8章 あるものでやり遂げる

だから、今それをやり遂げなさい。進んで実行しようと思ったとおりに、自分が持っているものでやり遂げることです。進んで行う気持があれば、持たないものではなく、持っているものに応じて、神に受け入れられるのです。(2コリント8:11-12)

 パウロは、聖なる者たちを助ける慈善の業が豊かになるようにと、勧めます。その際、パウロは、他者への施しを、自分がキリストから恵みをいただいたのだから、その応答として、また献身のしるしとして、神への感謝をもって、行うように励ましています。

 8節に、命令するのではなく、愛の純粋さを確かめるために、とあります。あれをせよ、これをせよとの叱責や、忠告の言葉は、愛を呼び起こしません。コリントの信徒の方々が、キリストに対して抱いている愛、また、貧しさに苦しむ聖徒たちへの愛、その純粋さの自然な発露として、施しがなされます。

 またパウロは、「進んで実行しようと思った通りに、自分が持っているものでやり遂げること」を勧めています。もしかしたら、自分の持っているものは少なく、これぐらいでは意味がない、とコリントの教会で思われていたのかもしれません。しかし、自分が持っているもので、できるところから始め、できる限り行えば、それで十分です。神が喜んでくださると信じ、その施しが御国の建設となっているという希望をもってなしていきましょう。

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