月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年7月24日(金)

2コリント7章 御心に適った悲しみ

今は喜んでいます。…神の御心に適った悲しみは、取り消されることのない救いに通じる悔い改めを生じさせ、世の悲しみは死をもたらします。(2コリント7:9-10)

 コリントの教会は、さまざまな問題を抱えており、パウロは手紙を出しました。時には相当きつい言葉を書いて、パウロ自身も厳しすぎたのではないかと気をもむところもありました。しかし、コリントの教会の人たちは、パウロの言葉を素直に受け止め、パウロは喜びました。それは、彼らがパウロの言うことを聞いて、神の御心に適った悲しみ、つまり、悔い改めを主に言い表し、神に向かって悲しんだからです。

 パウロは、「悲しみ」には、二種類あると言います。一つは、コリントの信徒がなした、悔い改めを伴う悲しみです。もう一つは、人を死に至らせるこの世の悲しみです。これは、自分を見て、後悔させるだけで、神に向かう悔い改めを生み出しません。

 悲しみの渦中にいるとき、自分の悲しみがどちらなのか、分からないときがあるかもしれません。しかし、確かなことは、神は、自分のために悲しむばかりの私たちをも、その悲しみの中で神へと向かわせようとしておられるということです。神に赦しを求め、神に委ねていく悲しみの中に、救いに通じる道が開かれています。

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