月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年7月15日(水)

申命記29章 悟る心、見る目、聞く耳

あなたはその目で…奇跡を見た。主はしかし、今日まで、それを悟る心、見る目、聞く耳をあなたたちにお与えにならなかった。わたしは40年の間、荒れ野であなたたちを導いたが、あなたたちのまとう着物は古び…なかった。それは、わたしがあなたたちの神、主であることを、悟らせるためであった。(申命記29:2-5)

 イスラエルの民が、乳と蜜の流れる地に入る前にモーセに告げられたことは、次の言葉でした。「主はしかし、今日まで、それを悟る心、見る目、聞く耳をあなたたちにお与えにならなかった」。これは彼らが荒れ野で起こった数々の出来事の意味を、悟ることができなかったということです。

 新約聖書に出てくる人びとも、日々、さまざまな事実を目の当たりにしました。特に、キリストとお会いした一世紀のユダヤの人びとの多くは、キリストがいかなる方であるかを悟ることができませんでした。キリストが多くのしるしをもってご自分を証ししてくださったにもかかわらずです。このことは決して他人事ではありません。なぜなら、現代の私たちの同胞も同じだからです。

 キリストは私たちの救い主であり、私たちの罪を贖ってくださる方です。この事実を私たちが悟ることができたのは、主が「悟る心、見る目、聞く耳」を私たちに与えてくださったからに他なりません。私たちの愛する同胞が、この「悟る心、見る目、聞く耳」を主によって与えられますよう熱心に祈りましょう。

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