月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年7月2日(木)

申命記22章 愛の眼差しをもって

同胞の牛または羊が迷っているのを見て、見ない振りをしてはならない。必ず同胞のもとに連れ返さねばならない。ろばであれ、外套であれ、その他すべて同胞がなくしたものを、あなたが見つけたときは、同じようにしなさい。見ない振りをすることは許されない。(申命記22:1,3)

 昨年の大会の折、ある教師が駅に財布を忘れたが、届けてくれる人がいて、戻って来たという話をしてくれました。外国の方からすると、このようなことは奇跡に近い出来事のようです。拾い物を正直に届ける行いは、神が日本人に与えてくださった賜物ではないでしょうか。

 1〜4節によると、神は、同胞の牛や羊が迷っているのを見つけたとき、また、同胞が失くした物を見つけたとき、そして、同胞が困っているとき、「見ない振りをすることは許されない」と教えています。

 私たちは、自分に都合の悪いことが降りかかってくることには目をつむってしまおうとしがちです。これは私たちのもつ罪です。しかし、私たちを命に導かれる主イエスは、私たちを救うために私たちをじっと見つめられます(ルカ6章20節、20章17節、22章61節)。

 私たちも、生き物に対し、同胞に対して、見て見ぬ振りをすることはできません。倫理を尊ぶ国に生きる者として、キリスト者こそ、主が注いでくださった愛の眼差しをもって隣人を愛する者とされたいものです。

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