月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年6月2日(火)

申命記5章 今ここに生きている私たち

イスラエルよ、聞け。今日、わたしは掟と法を語り聞かせる。あなたたちはこれを学び、忠実に守りなさい。我々の神、主は、ホレブで我々と契約を結ばれた。主はこの契約を我々の先祖と結ばれたのではなく、今ここに生きている我々すべてと結ばれた。(申命記5:1-3)

 ここでモーセは、ホレブで十戒が与えられ、神との間に契約が結ばれたときのことを語っています。それは今、モーセの言葉を聞いている人たちからすれば、前の世代の出来事でした。しかし、モーセは「今ここに生きている我々すべてと結ばれた」と言い切ります。しかも、「我々の先祖と結ばれたのではなく」と強調します。「先祖たちとも、私たちとも結ばれた」と言ってもよさそうなものですが、そうは言っていません。モーセは、神との契約を、今、ここに生きる者たちの恵みとして語らずにはおられません。

 どのように御言葉と向き合うのでしょうか。私たちは聖書を開き、今日も『リジョイス』を通して、その解説を学んでいます。聖書に記されていることを、過去に起こった出来事の記録として受け取ることもできるでしょう。

 しかし、より大切なことは、神が聖書を通して、今ここに生きている私たちに語りかけておられる、ということです。神の語りかけとして、御言葉を聞くとき、扉が開かれ、聖書の言葉が輝きを放ってきます。私たちが、神の言葉によって生かされ、導かれることが、起こされていきます。

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