月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年5月9日(土)

1テモテ2章 福音宣教における祈りの態度

だから、わたしが望むのは、男は怒らず争わず、清い手を上げてどこででも祈ることです。同じように、婦人はつつましい身なりをし、慎みと貞淑をもって身を飾るべきであり、髪を編んだり、金や真珠や高価な着物を身に着けたりしてはなりません。(1テモテ2:8-9)

 使徒パウロは「わたしは…異邦人に信仰と真理を説く」(7節)と証しし、福音宣教の使命を強調し、真の神を知らない異邦人に向かうことの必要性を訴えました。パウロは、エフェソの教会を脅かしていた、ユダヤ教的な内向的で排他的な教えの影響を知り、福音宣教の世界的広がりに目を向けさせたかったのです。

 この宣教の姿勢と祈りが結びついています。パウロは、まず、神と人との仲介者キリストの贖いの尊さを伝え、執り成しの祈りをするように励まします。そして、男には「異なる教え」から生じた争いや怒りを静めることを勧めます。婦人には内面的な清さを保つことに心を向け、華美な装いをしないように戒めます。唯一の贖い主を知るがゆえに、いずれも、すべての人々の救いを祈る態度にふさわしい謙虚さを身につけねばなりません。

 教会の課題が内部の事に終始するときに、しばしば、すべての人々への働きかけを怠りがちになります。そのようにならないよう、祈りつつ、伝道と世界宣教の使命を担っていきましょう。

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