月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年3月15日(日)

詩編94編 苦難と悩みが襲う時

わたしの胸が思い煩いに占められたとき
あなたの慰めが
わたしの魂の楽しみとなりました。(詩編94:19)

 詩編94編の詩人は、悪人と義人の運命を歌い、神に信頼して生きる幸いを喜び、神を賛美します。イスラエルの不信仰な支配階級の人びとは、主なる神を無視して貧しく弱い同胞を虐げていました。詩人は預言者のように、貧しい者、寄留者、孤児ややもめを虐げる金持ちや裁判官たちに主の報復を祈り、彼らに神の裁きを告げ知らせました。

 詩人は、また知恵の教師として、不義に苦しむ神の民に幸いな未来を教えています。それは主の律法によって諭され、教えられる人の生き方です。知恵ある人は、苦難が襲う時も静かに主を待つことができるのです。なぜならその人は、常に神と共に生き、神の慈しみと慰めに支えられ、苦難と悩みに襲われた時に、主の律法(主の教え)が彼の魂の楽しみとなり、慰めとなることを知っているからです。

 今も世界中に不義と不正は満ちています。私たちも苦難と悩みに襲われた時、静かに主の御言葉に聞きましょう。主イエスは、「思い悩むな」と私たちを慰めてくださいます。常に心を主に向けて歩みましょう。

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