月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年3月10日(火)

イザヤ5章 ぶどう畑の愛の歌

わたしは歌おう、わたしの愛する者のために
そのぶどう畑の愛の歌を。(イザヤ5:1)

 「わたしは歌おう」と主なる神は言われます。その歌は「愛する者のために」歌う「愛の歌」です。この出だしの言葉から思い浮かぶのは、甘くて温かな調べです。

 けれども、その歌の内容は、愛する者に対する厳しい断罪と裁きです。「愛」のイメージからは、とてもかけ離れています。しかし、愛する者に対して、無関心ではいられないからこそ、神はご自分の注いだ愛に対する応答を求めておられるのです。

 神はイスラエルをこの上なく愛され、ご自分の民として選び出されました。そして約束の土地に導き入れ、エルサレムに神殿を設け、民が神を全く喜ぶことができるようにしてくださいました。そのために神がご自分の民に注がれた愛と恵みは計り知ることができません。

 ぶどうの木は、農夫の心のこもった手入れに応えて甘い実を結びます。しかし、神の畑に植えられたユダの民が結んだのは、すっぱいぶどうの実でした。神の愛が足りなかったからではありません。民が神の愛に応えなかったからです。神の愛に応えて生きること、神はそれを望んでおられます。

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