ユダの人びとは、「城壁のある大きな町々」を与えられました(12節)。すでに獲得した土地を分配されたのではなく、彼ら自身が戦って手に入れたのです。彼らの一人であるカレブは、ヨシュアに対して「どうか主があの時約束してくださったこの山地をわたしにください」と願い出ます(同)。すでに得た土地であるかのような言い方です。実はそこを手に入れるには、きわめて困難な戦いが予想されるのに、それをまったく心配しません。「主の僕モーセがわたしをカデシュ・バルネアから遣わし、この地方一帯を偵察させたのは、わたしが40歳のときでした。…その日、モーセは誓って、『あなたがわたしの神、主に従いとおしたから、あなたが足を踏み入れた土地は永久にあなたと、あなたの子孫の嗣業の土地になる』と約束しました。」(ヨシュア14:7,9)