月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年4月30日(水)

列王下1章 御旨こそを求めよう

一方、主の御使いはティシュべ人エリヤにこう告げた。「立て、上って行ってサマリアの王の使者に会って言え。『あなたたちはエクロンの神バアル・ゼブブに尋ねようとして出かけているが、イスラエルには神がいないとでも言うのか。』」(列王下1:3)

 北イスラエル王となったアハズヤは、悪名高いアハブとイゼベルの息子らしく、どっぷりと異教に染まっていました。病床からペリシテのエクロンに使いを送り、その神バアル・ゼブブに病気の見通しについて尋ねました。これは神の不興を買い、預言者エリヤを通して「治らない」というメッセージが伝えられてしまいました。

 王が部隊を派遣したのは、エリヤの身柄を確保しようとしたというよりは、抹殺命令だったのかも知れません。しかし、二つの50人部隊が天から下った火で全滅する悲劇に終わります。神の御心を自分の権力でねじ曲げようとする努力は無駄に終わります。

 神に命じようとしてはいけません。神こそがお命じになる方なのであって、人はその言葉に聞き従わなければならないからです。自分にとって都合の良い事だけを求めるのは異教の感覚です。神と、神の人の前では、王といえども謙遜になるべきでありました。人生の主は人ではなくて、天地を支配なさる神であるからです。

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