月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年4月28日(月)

列王上21章 どうしても譲れないもの

アハブはナボトに話を持ちかけた。「お前のぶどう畑を譲ってくれ。…」ナボトはアハブに、「先祖から伝わる嗣業の土地を譲ることなど、主にかけてわたしにはできません」と言った。(列王上21:2-3)

 どうしても譲ることができない大切なものを、私たちは持っています。どれだけ良い条件を提示されても、どれだけたくさんのお金を積まれても、決して交換することができないものが、その人の人生を支えています。

 ナボトという男は、当時のイスラエルの王アハブの宮殿の隣にぶどう畑を所有していました。ある時、王からその畑を売るようにと迫られます。しかし、彼はその申し出を断わりました。なぜなら、その土地は自分のものではなく、神が与えてくださったものだったからです。「土地はわたしのものであり、あなたたちはわたしの土地に寄留し、滞在する者にすぎない」(レビ25章23節)という神の言葉にあるように、神に従うことを第一にすることが、何よりも大切だったからです。

 ナボトは、王の申し出を断ったがゆえに、アハブやその妻イゼベルの怒りを買い、最後には命を奪われてしまいます。人の目からすれば、ナボトは不幸に見えるかもしれません。しかし、神の目からすれば、不幸なのは、神を畏れない者たちなのです。

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