月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年4月25日(金)

ヘブライ1章 キリストは偉大な神の御子

神は、かつて預言者たちによって、多くのかたちで、また多くのしかたで先祖に語られたが、この終わりの時代には、御子によってわたしたちに語られました。神は、この御子を万物の相続者と定め、また、御子によって世界を創造されました。(ヘブライ1:1-2)

 ヘブライ人への手紙は、キリストを神の「御子」と呼び、天使など他の何ものにも勝る方であると論じることから始まっています。この背景に、ただキリストによって救われるとの確信が揺らぐ信仰者がいたことがうかがえます。キリストを信じてからも苦難や迫害続きの現実に打ちのめされる中、キリストは微力な存在でしかなく、他のものにもすがらないといけないのでないか、という懸念が生じていました。

 著者は、その懸念を打ち消し、キリストへの信仰に立ち帰らせようとします。旧約聖書を次々と引用し、昔から神によって御子キリストは万物の創造者、力ある言葉によって支える方、他の何ものよりも優れたお方とされたことを示します。

 こうした神の言葉を道しるべとして、今一度祈り静まるとき、私たちは現実に打ちのめされ、見失いそうになっていたキリストの偉大さに、再度目を開かれるのではないでしょうか。そしてキリストだけを頼りとして、日々の務めや生活の営みへと踏み出していけるに違いありません。

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