月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年3月30日(土)

マタイ27章 新しい墓に葬られる

ヨセフはイエスの遺体を受け取ると、きれいな亜麻布に包み、岩に掘った自分の新しい墓の中に納め、墓の入り口には大きな石を転がしておいて立ち去った。(マタイ27:59-60)

 愛する者の死を目の前にして、残された者ができる最大のことは丁重な葬りです。主イエスのためにそれを行ったのは、アリマタヤのヨセフでした。彼はすでに弟子となっていましたが、「ユダヤ人たちを恐れて、そのことを隠して」(ヨハ19章38節)いました。しかし、主イエスの立派な最期がヨセフを奮い立たせました。ニコデモも同様でした(同39節)。主イエスに対する愛の奉仕は、いつでも誰であっても遅すぎることはないのです。

 ヨセフとニコデモは、主イエスの遺体を「新しい墓の中に納め」ました。その墓は「金持ち」のヨセフが自分のために用意していたものでしたが、主イエスにささげました。こうしてあの預言「富める者と共に葬られた」(イザ53章9節)も不思議な仕方で成就しました。神のご計画どおりに、キリストの死の直後から栄光(復活)のための舞台づくりが始められ、それにヨセフたちが用いられました。私たちも「勇気を出して」(マコ15章43節)主の愛に応え、用いられたいと思います。

コントローラ


スマートフォンの方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2013 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.