月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年2月11日(月)

1ペトロ2章 教会と国家

主のために、すべて人間の立てた制度に従いなさい。(1ペトロ2:13)

 この聖句は国家の権威に対するキリスト者の服従を教えています。神に由来しない権威はなく、上なる権威に従うべきことをパウロも教えていますが、国家は、「人間の立てた」制度でもあります。これらの教えは、異教徒の間での生活を語る文脈の中で語られています。正義を行い、公共の福祉に努める国家の働きを尊重することは、キリスト者の大切な義務です。

 しかし、国家が主の正義に反することを行った時、預言者は、その不正に対して警告しました。教会はその務めを担っています。2月11日が「建国記念の日」とされたのは46年前のことです。それは、明治時代、神武天皇が即位した日を建国の日とする神話に基づき「紀元節」と定めたものを踏襲した法制です。天皇の名による神社参拝の強要や、過去のアジア諸国への侵略の歴史に対する反省もないまま、突き進む国の歩みに抗議することは、教会の大切な務めです。

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