月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年2月2日(土)

マタイ14章 祈りによって強められる

それからすぐ、イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸へ先に行かせ、その間に群衆を解散させられた。群衆を解散させてから、祈るためにひとり山にお登りになった。夕方になっても、ただひとりそこにおられた。(マタイ14:22-23)

 「それからすぐ」とは、主イエスが五つのパンと二匹の魚で五千人を養う奇跡を行われてすぐ、という意味です。ヨハネによる福音書6章15節によると、その奇跡を目の当たりにした群衆が、主イエスを王にしようとしたとあります。人間的に見れば大成功と思われる奇跡は、悪魔に誘惑の機会を提供する契機ともなります。

 そこで主は、弟子たちを守るために、彼らを強いて舟に乗せ、向こう岸へ行かせ、群衆を解散させられたと思われます。また、それは、ご自身が、父なる神との交わりの時をひとりでもつためでもありました。「夕方になっても、ただひとりそこにおられた」とありますから、時間をかけて祈られたことがわかります。主イエスは、弟子たちとご自分が父なる神の御旨に従い通すために、しばしば退いて祈られ、誘惑と戦われました。

 神は、祈りという恵みの手段を備えてくださっています。また、主が祈っていてくださいます。私たちも、忙しい一日に向かう前に、上よりの力を祈り求めましょう。

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