月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年10月20日(土)

黙示録3章 目を覚ませ

「あなたが生きているとは名ばかりで、実は死んでいる。目を覚ませ。…わたしは、あなたの行いが、わたしの神の前に完全なものとは認めない。だから、どのように受け、また聞いたか思い起こして…悔い改めよ。サルディスには、少数ながら衣を汚さなかった者たちがいる。…わたしは、彼の名を決して命の書から消すことはなく、彼の名を父の前と天使たちの前で公に言い表す。」(黙示録3:1-5)

 サルディスは、砂金や織物の交易によって繁栄していた町です。サルディスの教会の中にも、町の風潮が深く染みつき、堕落と退廃が浸透していました。町の経済的な繁栄を受けて、教会も豊かでありました。

 しかし、主は言われます。「あなたが生きているとは名ばかりで、実は死んでいる。」教会員たちは、その豊かな賜物と富とを自分たちの欲望を満足させるためにしか用いず、町の人びとの考え方と教会のあり方とが同化していました。それは教会の死に他なりません。

 教会は、この世の中にありますが、この世と同化し、この世の一部になるのではありません。教会はこの世にあって天を目指して生きる人たちの群れです。教会を支配する原理は、この世の原理ではなく、神の国の原理です。

 主は「目を覚ませ」と激しく警告し、呼びかけています。癒やされる道、再生への道が残されています。それは聞いた福音を思い起こし、悔い改めて、神に立ち帰ることです。

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