月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年7月30日(月)

エレミヤ42-44章 エジプトに逃げてはならない

エジプトへ行って寄留しようと決意している者はすべて剣、飢饉、疫病で死ぬ。わたしが臨ませる災いを免れ、生き残る者はひとりもいない。(エレミヤ42:17)

 狂信家イシュマエルのテロ活動の後、ヨハナンはバビロン兵士を殺したイシュマエルを取り逃がしてしまいます。犯人を突き出すことができず、バビロンの報復を恐れたヨハナンは、もはやこれまでと覚悟し、その中で歩むべき道をエレミヤに求めます(41章16節〜42章3節)。

 エレミヤが主に尋ねると、エルサレムにとどまれ、という主の言葉が十日後に臨みました。しかし、託宣を待っていた人びとは、エジプト下りに当然許可が出るだろうと考えていた自分の思いを優先させ、託宣に逆らい、エレミヤを無理やり同行させました。エジプトへ避難した者は、避難先でも異教の神々に香をたき、天の女王の像をかたどったパンを供え(44章15節など)、神を怒らせました。

 彼らは、この戦争の災いから何一つ学ばず、そこから逃げようとして更に過ちを犯し続けました。彼らの愚かさは決して他人事ではありません。自分の思いを御言葉の上に置くとき、過ちに過ちを重ね、軌道修正ができなくなります。

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