月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年7月26日(木)

ルカ2章 主イエスと両親

「なぜこんなことをしてくれたのです。御覧なさい。お父さんもわたしも心配して捜していたのです。すると、イエスは言われた。「どうしてわたしを捜したのですか。わたしが自分の父の家にいるのは当たり前だということを、知らなかったのですか。」(ルカ2:48-49)

 少年イエスの両親は、エルサレムの過越祭に行った帰り、一日経ってから主イエスがいないことに気づきました。親類や知人の間を捜し回り、エルサレムに引き返し、ようやくイエスを見つけたのです。

 今の時代、親は子どもが事件に巻き込まれないように、登校・下校には細心の注意を払っています。それと比較して主イエスの時代はなんとのどかだったのでしょう。とは言え、主イエスは、このように心配してくれる親の庇護のもとで成長されました。

 主イエスと両親のやり取りから、12歳の主イエスが神を自分の父と呼ぶ信仰に生きておられたことが、分かります。両親は、主イエスが語られた意味をそのときは理解できませんでしたが(50節)、この出来事はマリアの心に深く残りました(51節)。このような中で、主イエスは公的に宣教を始めるまで両親に仕えられました(同)。

 時代が変わっても、親は心配し、子は仕える立場にいます。親と子の間に葛藤が生じても、主イエスは理解し執り成してくださいます。

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