月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年7月24日(火)

エレミヤ37-38章 封じてはならない声

「お前たちを救援しようと出動したファラオの軍隊は、自分の国エジプトへ帰って行く。カルデア軍が再び来て、この都を攻撃し、占領し火を放つ。」(エレミヤ37:7-8)

 37〜44章はエルサレム陥落前後のエレミヤの受難を扱っています。優柔不断な王ゼデキヤの前で、ユダの高官たちのエレミヤに対する迫害はエスカレートしていきました。エレミヤは何度もエルサレムと神殿の破壊を告げました。反対者たちは、以前は彼を裁判に引き渡していましたが(26章10節)、今やリンチ(裁判なき制裁)を加えます(37章15節)。

 ゼデキヤ王も高官たちも、エジプトの援軍に希望をつないでいます。エルサレムを包囲しているバビロン軍が、自分たちの偶像礼拝と傲慢さの罪を罰するために、神から遣わされたとは考えたくないのです。バビロン軍は単なるこの世の災禍なのだから、エジプト軍というこの世の解決法があると思っています。そこには自分の信仰を反省し悔い改める心はありません。

 ところで、私たちの教会において、礼拝での悔い改めを迫る説教や大会や中会などの教会会議での罪を指摘する意見は、聞かれているでしょうか。耳障りな声を決して封じてはなりません。

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