月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年7月17日(火)

エレミヤ32-33章 演じられた預言

「主なる神よ、あなたはわたしに、『銀で畑を買い、証人を立てよ』と言われました。この都がカルデア人の手に落ちようとしているこのときにです。」(エレミヤ32:25)

 革命家とは、新しい価値観の時代の生き方を、今行う人です。同じように預言者も、今の状況の中では考えられないような行動を起こして、人の目を引き付けます。

 エレミヤは、外国の軍隊がエルサレムを包囲し、人びとが絶望感で右往左往している状況のなかで、土地取引を行い、平和の時代が来ることを行動で預言しました。

 東日本大震災のがれきが、校庭にうず高く積み上げられた野蒜小学校を昨年訪問しました。エレミヤの行動は、例えてみれば、無人のあの小学校で紅白の幕を張り、運動会の玉入れ競争をするようなものです。人には理解されない、むしろ敵視されるような行動ですが、人の耳目を引き付け、忘れられない印象を与えたことでしょう。

 聖書には近い将来に起こる事と、終末に起こる事双方に通じる預言が書かれています。神は時間に拘束されない永遠に生きておられるお方だからです。私たちはエレミヤ書によって、2600年前の出来事の預言と、未来の神の国の幻を同時に見ることができるのです。

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