月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年7月10日(火)

エレミヤ28-29章 偽預言者との対決

二年のうちに、わたしはバビロンの王ネブカドネツァルがこの場所から奪って行った主の神殿の祭具をすべてこの場所に持ち帰らせる。またバビロンへ連行されたユダの王、ヨヤキムの子エコンヤおよびバビロンへ行ったユダの捕囚の民をすべて、わたしはこの場所へ連れ帰る、と主は言われる。(エレミヤ28:3-4)

 紀元前593年、災いを預言するエレミヤと、喜びを預言するハナンヤが対決しました。エレミヤは第一次捕囚に続くさらに大きな捕囚を預言し、ハナンヤは捕囚からの解放を預言しました。

 ハナンヤはまず、神殿の祭具の返却について語ります。それらは純金製で大変な財宝でした(王上7章48節以下)。次に、ユダの捕囚からの解放を告げます。

 ユダの民は、神の裁きを真摯に受け止めないハナンヤの預言を歓迎しました。昔の栄光が戻ると思ったのです。形あるものにすがりつき、これを維持しようとする考えはいつの時代でも、私たちの足元に忍び寄る罠となります。

 ハナンヤの死後、主は言われます。「あなたたちのところにいる預言者や占い師たちにだまされてはならない」(29章8節)。いつの時代にも偽預言者は出てきます。

 さて改革派教会は、株で所有していた教会の資産を、昨今大きく失いました。明日の教会のために、現実を正しく見つめ、真の主の言葉を探り求めねばなりません。

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