月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年3月14日(水)

エレミヤ2章 最も根深い罪

一体、どこの国が
神々を取り替えたことがあろうか
しかも、神でないものと。
ところが、わが民はおのが栄光を
助けにならぬものと取り替えた。(エレミヤ2:11)

 エレミヤの預言は、神の民イスラエルの罪を糾弾する言葉とならざるを得ませんでした。なぜならこのときイスラエルは主なる神を捨て、バアルという偶像にひれ伏していたからです。

 神は、エレミヤの口を通してイスラエルに問いかけておられます。この世界に、強いられてではなく自らの意志で神を取り替えた民があったか、よく調べてみよと。その民がひとつだけあった。それがあろうことか「わが民」イスラエルであった、というのです。旧約の時代、神に選ばれた民イスラエルだけが、まことの神を知らされていたはずなのです。それなのに、イスラエルはその神に背き、偶像に寝返ったのです。最も根深い罪が、ここにあります。

 人は、豊饒の神バアルのような、いかにも魅力的な神、自らの自然な欲求を満足させる神を造り出します。しかし、そのような神は人に永遠の命、永遠の救いをもたらすことはできません。人に命の道を示し、その道に従うことをお命じになる方こそが真の神なのです。

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