月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年2月11日(土)

ダニエル3章 信仰の良心による抵抗

「そうでなくとも、御承知ください。わたしたちは王様の神々に仕えることも、お建てになった金の像を拝むことも、決していたしません。」(ダニエル3:18)

 バビロンの王ネブカドネツァルは巨大な金の像を造り、すべての国民にその像を拝むよう命じました。金の像は王の権威の象徴でもあり、像を拝むことは、バビロンとネブカドネツァル王に絶対忠誠を誓うことです。つまり王は人びとの良心をほしいままに支配しようとしたのです。

 この時、王に仕えていた三人のユダヤ人が命令を拒否しました。なぜなら、王の造った金の像を拝むことは、真の神よりも、ネブカドネツァル王の権威を上に置く行為であったからです。神こそが人間の良心の主です。ですから三人は良心を守るために、王の命令に命をかけて抵抗したのです。

 かつて日本の国では、天皇への忠誠の証しとして、天皇を賛美する「君が代」斉唱や宮城遥拝が国民儀礼として強制されました。今また教育現場で「日の丸・君が代」の強制が強まっています。思想・良心の自由を支配しようとする悪しき力に対して、信仰の良心に従って抵抗できる力が与えられるよう、聖霊の助けを皆で祈りましょう。

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