「わたしはあなたの律法を楽しみとします」(70節)。「あなたの律法はわたしの楽しみです」(77節)。こう繰り返される「律法」とは、この詩編119編の冒頭で「いかに幸いなことでしょう…主の律法に歩む人は」の「律法」です。それだけでなく、詩編全体の冒頭、第1編で「いかに幸いなことか…主の教えを愛し、その教えを昼も夜も口ずさむ人」の「教え」と訳されている言葉とも同じです。私たちの幸いのもといである主の教え、御言葉のことです。わたしはあなたの律法を楽しみとします。
卑しめられたのはわたしのために良いことでした。
わたしはあなたの掟を学ぶようになりました。
あなたの口から出る律法はわたしにとって
幾千の金銀にまさる恵みです。(詩編119:70-72)