月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年10月11日(火)

イザヤ65章 終末からの希望

彼らが呼びかけるより先に、わたしは答え
まだ語りかけている間に、聞き届ける。(イザヤ65:24)

 荒廃した祖国の再建に疲れ果て、信仰を衰退させがちな神の民に、預言者は終末の日に完成する新天新地のすばらしさを描き出して、勇気と励ましを与えました。

 世界が一新される日、神の民も深い喜びを味わう民へと一新されます。それは「創造」と言われるほどの大変化です(18節)。その喜びの中心は、「神に愛されている喜び」です。神ご自身が彼らの存在を喜びとし、楽しみとしてくださるのです(19節)。

 新天新地のすばらしさは、驚くべき長寿、空しくない労働というイメージで描かれます(20節〜23節)。今、味わっている苦悩は、終末のときには終わります。さらに深い終末の祝福は、神と民との豊かな交流です。民を悩ませた神の沈黙は終り、神は祈りに直ちに応えてくださいます(24節)。そして、その日、祈り求めてきた平和が世界に満ちるのです(25節)。

 この終末の希望が示されたのは、勇気を持って眼前の苦難に立ち向かうためです。望みを抱き、勇気をもって主に仕えたいのです。

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