月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年10月10日(月)

イザヤ64章 逆境の日の支え

それでもなお、主よ、あなたは御自分を抑え
黙して、わたしたちを苦しめられるのですか。(イザヤ64:11)

 荒廃した祖国を救うために主が天を裂いて降られるように預言者は願いました(63章19節)。

 けれども、その主は義なるお方です。荒廃が民の罪のゆえだとするならば(4節)、希望はあるでしょうか。預言者はそれでも、希望を抱きました。主は民の父であられ、粘土から陶器を造る陶工のように、イスラエルを造り上げられたお方です(7節)。そうであるならば、民に対する主の愛は苦難の日にも変わるはずがありません。

 この深い信頼に立ち、主がイスラエルの罪を赦し、イスラエルの惨状に目を留めてくださるように、預言者は願いました(8節)。そして、国の惨状を訴えた後 (9、10節)、大胆にも、「それでもなお、主よ、あなたは御自分を抑え、黙して、わたしたちを苦しめられるのですか」と問いかけました。

 目の前の光景は絶望的であり、内省すれば罪を自覚するほかなくても、預言者はなお、ひるまずに主との絆を信じ、主に問いかけます。主との絆こそ、逆境の日の支えです。

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