月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年10月2日(日)

詩編114編 御前におののけ

地よ、身もだえせよ、主なる方の御前に
ヤコブの神の御前に
岩を水のみなぎるところとし
硬い岩を水の溢れる泉とする方の御前に。(詩編114:7:-8)

 喜びや感謝を失いやすい私たちです。なぜでしょうか。自分の力に信頼して、主に信頼することから離れてしまうからです。

 この詩編は、出エジプトから約束の土地カナンに定着するまでの歴史を振り返ります。自分たちがしたことではなく、主がなしてくださったことを思い出します。出エジプトは、神の奇跡による脱出でした(1、2節)。葦の海を渡れたのも神の奇跡、雪解け水で溢れていたヨルダン川が乾いたのも神の奇跡、荒野の旅路を歩み通せたのも神の奇跡(3節)でした。

 詩人は、神の過去の御業を振り返るとき、その神が、今ここで、同じように働いてくださることに思いを向けます。そして大胆にも、彼が立っている地に向かって、「御前におののけ (新改訳)」と呼びかけます。地は、ヤコブのために硬い岩を水の溢れる泉としてくださる神に、身を震わして畏れます。

 岩から水を溢れさせてくださった神は、今日、礼拝に集う私たちのために霊の水を与えてくださいます。私たちも主を畏れましょう。

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