月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年9月15日(木)

使徒27章 主の食卓は元気の源

こう言ってパウロは、一同の前でパンを取って神に感謝の祈りをささげてから、それを裂さいて食べ始めた。そこで、一同も元気づいて食事をした。(使徒27:35-36)

 パウロの乗ったローマ行きの船は二週間、暴風に見舞われました。食事もとれず、皆、元気をなくしていました。しかしパウロは、神が必ずローマへと連れて行ってくださる、という神の約束に基づく信仰の希望を捨てませんでした。それゆえ、同船の者たちに「元気を出しなさい。わたしは神を信じています」と、励ましました。

 十四日目、パウロは、総員276人で、「パンを取って神に感謝の祈りをささげてから、それを裂いて…」と、食卓を整えます。それは困難の中で決して見捨てることなく守ってくださった神への礼拝でした。

 今の世にも、さまざまな暴風の中で、生きていく力を弱くしている人びとが多くいます。だからこそ、教会は彼らのためにも、主イエスが招き、もてなしてくださるいのちの食卓を提供する責任を与えられています。まことの元気をもたらす救いがここにあることを宣べ伝え、暴風にも消されることのない福音の希望を差し出していくのが、教会の使命です。

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