月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年8月21日(日)

詩編108編 諸々の民の中で神をたたえよう

「わたしの誉れよ
目覚めよ、竪琴よ、琴よ。
わたしは曙を呼び覚まそう」
主よ、諸国の民の中でわたしはあなたに感謝し
国々の中でほめ歌をうたいます。(詩編108:2-4)

 この詩の前半は57編、後半は60編とほぼ同じです。けれども、単なる繰り返しではありません。以前のダビデ時代に想像もできなかったバビロン捕囚の経験をふまえているからでしょう。それから相当の年月が経過し、心が確かにされたのです(2節)。

 捕囚の地では琴を奏で賛美する気持ちになれなかったのです(詩137編)。しかし今、新しい時代が来たことを詩編の作者は知らされたのです。希望の朝がやって来るのです。夜明けが本当に待ち遠しいのです。目覚めて、曙を呼び覚まそう、と言うのです(3節)。

 私たちも同じように周りは異教の民です。けれども、十字架と復活の主を見上げます。主は、天と地の一切の権能を授かり、天の父なる神の右に座しておられます。心を高く上げるとき、神の「慈しみは大きく、天に満ち」(5節)ていることが見えてきます。賛美できます。み国をきたらせたまえ…地にもなさせたまえ、と祈る民に新しい時代が始まっています。

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