月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年6月21日(火)

列王下3章 主の御旨をたずねる

ヨシャファトが、「ここには我々が主の御旨を尋ねることのできる主の預言者はいないのですか」と尋ねると、イスラエルの王の家臣の一人が、「ここには、エリヤの手に水を注いでいた、シャファトの子エリシャがいます」と答えた。(列王下3:11)

 アハブの死後、モアブの王メシャはイスラエルに反旗を翻します。そのときイスラエルの王となっていたヨラムは、ユダの王ヨシャファトを味方に加え、さらにエドムと同盟を結び、モアブ攻略へと向かいます。しかし、エドムの荒れ野を通って迂回しているあいだに、部隊と連れてきた家畜のための水が底をつき、進退窮まる状態に置かれます。

 この行き詰まりのなかで、ヨラムはこれを神の呪いと否定的に理解します(10節)。一方、ヨシャファトは、主の御旨をたずねることへと心を向けます。預言者エリシャが指名され、三人の王は彼を訪ねます。エリシャはヨラムを面と向かって拒絶しますが、ヨシャファトへの敬意のゆえに(14節)、主の言葉を伝えます。

 その後、預言通り、涸れ谷には水が溢れ、主はモアブをこの同盟軍の手に渡されます。この戦いの勝因に、やはりユダの王ヨシャファトの存在は見逃せません。窮地のなかで主の御旨をたずねる者に、主は必ず答えてくださいます。

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