月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年6月20日(月)

列王下2章 あなたの霊の二つの分を

エリヤはエリシャに言った。「わたしがあなたのもとから取り去られる前に、あなたのために何をしようか。何なりと願いなさい。」エリシャは、「あなたの霊の二つの分をわたしに受け継がせてください」と言った。(列王下2:9)

 エリシャは、エリヤが間もなく天に上げられることを知っていました。ヨルダン川のほとりまでやって来たとき、エリヤが自分の着ていた外套で川の水を打つと、水は左右に分かれ、二人は乾いた土の上を渡って行くことができました。そのとき、エリシャは、エリヤから、「あなたのために何をしようか」と尋ねられます。

 そのときのエリシャの答えが表題の言葉です。これは、エリシャの欲張りから出た言葉ではありません。むしろ、自らの弱さを知るエリシャが、エリヤの後継者としての責任を果たしていくための切なる願いでした。エリヤに与えられていた以上に、自分には、「エリヤの霊」がどうしても必要であると思ったからです。

 エリシャの願いは、間もなくかなえられ、エリヤの後継者であることが明らかとなりました。牧師・長老など教会の指導的立場の人が交代するということがあります。しかし、人は代わっても、神の霊の支えは変わりません。この神に頼る後継者が、用いられます。

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