月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年6月8日(水)

列王下1章 天からの焼き尽くす火

エリヤは五十人隊の長に答えて、「わたしが神の人であれば、天から火が降って来て、あなたと五十人の部下を焼き尽くすだろう」と言った。すると、天から火が降って来て、隊長と五十人の部下を焼き尽くした。(列王下1:10)

 アハブの子アハズヤは、二年間イスラエルの王位にありましたが、屋上の部屋の欄干から落ちて、病気になります。彼は、この病気が治るかどうかを、イスラエルの神、主に尋ねるのではなく、使者を送って、エクロンの神バアル・ゼブブ(蠅の主)に尋ねようとします。

 その使者たちが出かけようしたところに、エリヤが現れます。エリヤは、イスラエルに神がいながらも、異教の神にうかがいを立てようとしているアハズヤの罪に対して、主が死の宣告をしていることを告げます(6節)。

 言葉が示されただけではありません。王から遣わされた五十人隊の長とその部下たちは、二度も天からの火で完全に焼き尽くされました。異教の神にうかがいを立てようとしたことへの神の怒りと裁きが、火で表わされています。

 この事件は、エリヤが本当に「神の人」であることを、アハズヤに明らかにしました。主イエスは天からの火を用いられませんでしたが(ルカ9章51節以下)、真の「神の人」である主イエスのほかに救いを求める愚かさを今ここで覚えましょう。

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