月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年4月11日(月)

イザヤ20章 無言の行い

それに先立って、主はアモツの子イザヤを通して、命じられた。
「腰から粗布を取り去り、足から履物を脱いで歩け。」
彼はそのとおりにして、裸、はだしで歩き回った。(イザヤ20:2)

 きょうの御言葉は、「アッシリアの王サルゴンに派遣された将軍がアシュドドを襲った年」の預言です。アシュドドはペリシテ人の国の首都です。アシュドドはアッシリアに対して反乱を起こしますが鎮圧され、陥落してしまいます。そのとき、神はイザヤに「腰から粗布を取り去り、足から履物を脱いで歩け」と命じられ、イザヤはそのとおりにします。

 これは言葉によらない預言、無言の行いによる預言でした。裸とはだしは、奴隷や捕虜の姿を意味しました。ユダヤの人びとは、アッシリアから守られるためにエジプトやクシュの支援を得ようとしていましたが、頼みとするエジプトやクシュも、このように裸、はだしになって捕えられるのだと警告しました。
 イザヤは言葉によらず、人びとに「あなたがたは本当に何を頼みとするのか? まことの神をこそ頼め」と語りかけたのです。神の御心はいつも言葉によって証しされるのではありません。私たちの無言の行いによっても伝えられます。

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