月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年3月4日(金)

1コリント1章 神の力、神の知恵であるキリスト

ユダヤ人であろうがギリシア人であろうが、召された者には、神の力、神の知恵であるキリストを宣べ伝えているのです。神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからです。(1コリント1:24-25)

 コリント教会は、パウロが設立した教会です。ところが、彼が他の地域の伝道に行った後、種々の問題が教会のなかに起こり、分裂の危機をはらんでいました。もはや自分たちが救われたことに対する感謝と喜びはなく、人間の知恵によって争いを続けていました。

 だからこそ、パウロは、十字架の福音こそが神の力、神の知恵であり、愛と赦しが救われた者のなかに満ち溢れていることを教えました。そして、十字架において現された神の力と知恵は、永遠の命を与えることができることを証ししました。
 主イエスの十字架は、人の目から見ると、単なる「愚かさ」であり「弱さ」です。しかし、それは、「神の愚かさ」であり「神の弱さ」です。そして、神の愚かさは人の賢さより賢く、神の弱さは人の強さより強いものです。

 キリスト理解が歪むとき、教会に問題が生じます。人の知恵や力ではなく、神の知恵であり力であるキリストのみに依り頼む信仰が、教会を教会たらしめます。

コントローラ

Copyright (C) 2011 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.