月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年12月24日(金)

ルカ2章(3) この目であなたの救いを見た

わたしはこの目であなたの救いを見たからです。これは万民のために整えてくださった救いで、異邦人を照らす啓示の光、あなたの民イスラエルの誉れです。(ルカ2:30-32)

 両親に連れられて神殿にやってきた幼子イエスを、シメオンは腕に抱き、「わたしはこの目であなたの救いを見た」と喜びの叫びを上げました。彼は、正しい人で信仰があつく、イスラエルの慰めを待ち望んでいました。その彼が、この幼子のうちにその到来を見たのです。不思議なことです。神殿にはほかにも多くの両親と幼子がいたことでしょうに。主の民なら誰もが苦難や捕囚を経験するなかで、イスラエルの慰めを待ち望んでいたはずですのに。

 神が、シメオンとアンナを特別に選んでくださったのです。また、神が、幼子イエスにおいて、シメオンに見させてくださったのは、明るいだけの救いではありませんでした。むしろ神は、これからはじまる主イエスの生涯と十字架の死を、このときすでにシメオンに見せておられたのです(33〜35節)。

 私たちもまた、幼子イエスの誕生から始まった救いの道を、十字架、復活、昇天に至るまで見つめ続けていきましょう。そのとき、確かな終末の目標に向かって歩み続けることができるのです。

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