月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年10月26日(火)

サムエル下24章 燃え上がるような神の怒りも

そこに主のための祭壇を築き、焼き尽くす献げ物と和解の献げ物をささげた。主はこの国のために祈りにこたえられ、イスラエルに下った疫病はやんだ。(サムエル下24:25)

 不思議なことに、主が人口を数えるようにダビデを誘われたのに、それに従うダビデに、主の怒りが再び燃え上がりました。ダビデが選んだ神の裁きは、疫病により、主の御手にかかって倒れることでした。ところが、疫病によって民が打たれる厳しさは熾烈で、それを見たダビデは、「どうか御手がわたしとわたしの父の家に下りますように」(17節)と主に願います。すると、神はダビデに災いをくだす代わりに、主のための祭壇を築かせ、ダビデの礼拝をもって、疫病を終わらせました(25節)。

 ここには、罪を犯し、裁かれ、嘆き、祈り、礼拝し、良きにつけ悪しきにつけ、驚くほど密接な神とダビデとの関係が、記されています。ダビデの晩年は、悟りきった偉人の人生ではありません。罪を犯し続けていますが、礼拝のなかで神の憐れみに触れる祝福をも受けています。これで、サムエル記が終わります。しかし、神とイスラエルとの交わりは、続きます。この延長線上に、キリストにより救われた私たちと神との交わりがあります。

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