月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年10月25日(月)

サムエル下23章 ダビデの最後の言葉、それは希望

神と共にあってわたしの家は確かに立つ。神は永遠の契約をわたしに賜る。すべてに整い、守られるべき契約を。わたしの救い、わたしの喜びをすべて神は芽生えさせてくださる。(サムエル下23:5)

 ダビデの最後の言葉、それは「朝の光」を語る希望の言葉です。困難の多い生涯でしたが、その終わりの言葉は、神への深い信頼に根ざした信仰の言葉です。

 何がこのような信仰をダビデにもたらしたかを、ダビデ自身が語っています。それは、神から賜った永遠の契約の確かさです。さらに、ダビデは、「わたしの救い、わたしの喜びをすべて神は芽生えさせてくださる」とも言います。これは、主イエスによって成し遂げられる救いを指し示めすものです(使2章30節以下)。罪からの救いの実現です(マタ1章21節)。ダビデの子孫から誕生されるメシアの約束の言葉です。ダビデは、自分に与えられる救いと他のあらゆる益に勝る喜びをキリスト誕生の預言のなかに見出したのです。

 ダビデを支えた言葉は、私たちにも与えられています。それは、契約の書である聖書です。この聖書の言葉によって、私たちもどんなことがあっても希望を持ち続け、神に信頼し続けることができます。ですから、祈りをもって聖書の言葉を聞き続けましょう。

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