月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年10月15日(金)

ルカ22章 天の王座に座るまでに

「あなたがたは、わたしが種々の試練に遭ったとき、絶えずわたしと一緒に踏みとどまってくれた。だから、わたしの父がわたしに支配権をゆだねてくださったように、わたしもあなたがたにそれをゆだねる。あなたがたは、わたしの国でわたしの食事の席に着いて飲み食いを共にし、王座に座ってイスラエルの十二部族を治めることになる。」(ルカ22:28-30)

 主イエスは、今日の箇所で、弟子たちを褒め、彼らに大変大きな約束をなさいます。果たして、弟子たちはそれに値するのでしょうか。この直前、弟子たちは誰が一番偉いかと議論し、主イエスに戒められています。ゲツセマネの園では眠りこけ、遂には皆、主イエスを捨てて、逃げてしまいます。

 だからといって、主イエスはこの約束を翻しませんでした。ご自身の十字架と復活、そして聖霊の注ぎによって、全く約束に値しない弟子たちを、値する者へと造り変えてくださいました。キリストはまさに、「不信心な者を義とされる方」(ロマ4章5節)です。

 キリストと共に王座に着かせてくださる約束は、十二弟子に限らず、キリストの救いに与り、弟子とされたすべての者にまで及びます。神は私たちを「キリスト・イエスによって共に復活させ、共に天の王座に着かせてくださいました」(エフェ2章6節)。私たちは、まさにキリストとの食事を意味する聖餐式において、この約束の確かなことを味わいます。

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