月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年9月3日(金)

ルカ8章(1) 石地

「ほかの種は石地に落ち、芽は出たが、水気がないので枯れてしまった。」(ルカ8:6)

 ここでの石地は、一見、良い土地のように見えています。しかし、土のすぐ下には硬い岩があり、砂が薄いため種が根を張ることができません。このたとえは、「根がないので、しばらくは信じても、試練に遭うと身を引いてしまう人たち」(13節)を表しています。

 芽が出るとは、「御言葉を聞くと喜んで受け入れる」(同)ということです。嬉しいことです。問題は、すぐに枯れてしまうことです。それが「試練に遭うと身を引いてしまう」ということです。せっかく喜んで受け入れ、しばらくは信じても、結局、信仰から離れてしまうのは、何とも悲しいことです。

 芽を伸ばし、根を張るためには、硬い心がまず砕かれねばなりません。キリストと教会にはこの程度までなら犠牲を払うが、それ以上は嫌だ。このような決めつけが、根を伸ばすことを妨げる心の硬さとならないように、気をつけたいものです。試練のときこそ御言葉に聞く姿勢を保てるように、日頃から、繰り返し、主の御声に耳を傾けて、備えましょう。

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