月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年8月27日(金)

ルカ5章 清くしてください

イエスがある町におられたとき、そこに、全身重い皮膚病にかかった人がいた。この人はイエスを見てひれ伏し、「主よ、御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と願った。(ルカ5:12)

 「わたしを清くすることがおできになります」とは、少し不思議なお願いです。今日、病院に行って、こんな願いをする人はいません。当時は、「重い皮膚病」の患者は、「わたしは汚れている、汚れている」と大声で叫びながら歩き、人びとから離れて住まなければなりませんでした。社会からも礼拝の場からも隔てられ、希望も安らぎもない生活を、死に至るまで強いられていました。

 また、彼は、「御心ならば」と願います。御心をください、と願っています。御心があれば、わたしも清くされる、と信じています。是が非でも、御心のなかに入れてほしいのです。彼の願いは、清くされて、神との平和な交わりを経験することです。清めは、癒やしだけでなく、交わりの場への復帰を与えるものです。

 主イエスは病人に触れ、この人を清くしてくださいました。清めを確かなものとするため、主は十字架への道を歩まれます。私たちの罪の汚れを背負い、神の前に清さを回復してくださるためでした。罪に汚れた私たちが、神の御心のうちに覚えられていることに、感謝しましょう。

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