月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年6月15日(火)

サムエル上22章 命の重さを担う者

「わたしがあなたの父上の家の者すべての命を奪わせてしまったのだ。わたしのもとにとどまっていなさい。恐れることはない。わたしの命をねらう者はあなたの命をもねらう。わたしのもとにいれば、あなたは安全だ。」(サムエル上22:22-23)

 ダビデ一人の逃亡生活は、終わりました。彼の一族、貧しい者、負債のある者、王に不満を持つ者たち、総勢四百人が彼のところに集まっています。これからのダビデは、ユダの王への道を歩み始めます。

 彼のもとに、サウル王がダビデの逃亡を手助けしたアヒメレクと祭司85名を惨殺した、という知らせが届きます。このとき、ダビデはサウル王の残忍さを嘆くより、彼らの命を守れなかった自らを責めます(22節)。ダビデの王となる第一歩は、自分の配慮のなさから、多くの命を失ったという後悔から始まりました。

 また、ダビデは、自らの父母を心配し(3、4節)、惨殺から逃れてきたアヒメレクの息子の一人アビアタルの命を守る責任を自らに課しています(23節)。ダビデは、王となるために、自分と関わる者の命を守る術を学ばねばなりませんでした。
 真の王である主イエスは、ご自分が死んでも、ご自分の民を守ってくださるお方です。私たちは、王ではありませんが、家族や他人の命を守る責任を担っています。主のもとで更に命の重さを学びましょう。

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