月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年6月10日(木)

ヨハネ18章 真の王

「わたしが王だとは、あなたが言っていることです。わたしは真理について証しをするために生まれ、そのためにこの世に来た。真理に属する人は皆、わたしの声を聞く。」(ヨハネ18:37)

 主イエスは、ユダの裏切りにより逮捕され、総督ピラトのもとで、裁判を受けておられます。いよいよ十字架につけられるときが来ました。
 ピラトにとって王とは、軍事的政治的な権威を持った存在です。けれども、主イエスは、そのような意味での王ではありませんでした。真理について証しをするために、神からこの世に遣わされた王なのです。

 父なる神の言葉こそ真理であり(17章17節)、その言葉は主イエスとなって私たちのもとに届きました(1章)。そして、聖霊によって私たちの心に留まります(14章26節)。ですから、真理とは、主イエスと出会い、聖霊を注がれて、父なる神を知ることであり、愛と命の交わりのことです。つまり、主イエスは愛と命の交わりを生み出し、そのなかに私たちを生かしてくださいます。

 その豊かな交わりの中で、主イエスがおっしゃるとおり「わたしの羊は、わたしの声を聞き分ける」(10章27節)ようになります。私たちも、真理に属する者として、さらに主イエスの御声を聞き取って歩む者とされましょう。

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