月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年6月7日(月)

サムエル上18章 ねたむ苦しみ、ねたまれる試練

サウルは、主がダビデと共におられること、娘ミカルがダビデを愛していることを思い知らされて、ダビデをいっそう恐れ、生涯ダビデに対して敵意を抱いた。(サムエル上18:28-29)

 サウル王は、ダビデが民に人気のあるのをねたみ(8節)、彼を殺そうとしました。そのために王は、長女メラブを与えて、ダビデをペリシテ人の手で殺させようとしたのです。
 しかし、その企ては成功しませんでした。王は、主がダビデと共におられ、娘ミカルがダビデを愛していることを思い知らされます(28節)。この結果、王は、ダビデをいっそう恐れ、生涯ダビデに対して敵意を抱くこととなったのです。

 サウル王のねたみは、ダビデについての民たちの評価に激怒したことから始まりました。そのように、他者との比較により、人は感情を刺激されます。他人の優れた点を見て、素直に喜びその人を誉めるよりも、敵意や怒りを内に燃やしてしまうことさえあります。ねたむ苦しみとねたまれる試練が、人生に渦を巻いています。

 神は、サウルのねたみによる殺害から、ダビデを守ってくださいました。ねたまれる試練にあっても、神の守りを信じましょう。サウルのようなねたむ苦しみにあえぐとき、主に赦しを請い、ねたみからの解放を祈り求めましょう。

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