月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年10月12日(月)

士師10章 主が覚えておられる

彼(トラ)はエフライムの山地のシャミルに住み、二十三年間、士師としてイスラエルを裁いた。(士師10:1-2)

 トラもヤイルも、士師として長年にわたりイスラエルを裁きました。しかし、この二人に関しては、これ以上の具体的な働きや発言などは、ほとんど判りません。すべては、忘却の彼方です。では、彼らの人生は、もはや顧みられる価値も必要もないということでしょうか。今の私たちにとっては、そうかもしれません。しかし、聖書は名前を留めて、神が覚えておられることを表しています。

 このことは、私たちについても当てはまります。私たちはやがて地上の歩みを終えます。私たちを覚えてくれていた人たちもやがて亡くなってしまいます。いつしか、すべては忘却の彼方ということになるでしょう。しかし、主は私たちのすべてを覚えてくださっています。

 すべてが過ぎ去っても、主が私たちを覚えていてくださるという事実は、変わることがありません。ですから、私たちは、生かされて生きる今この時、心から、忠実に、主に仕えて生きる者でありたい、と思います。主によって、良き忠実な僕として覚えられるなら、どれほど幸いなことでしょう。

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